不当解雇 その1 【不当解雇通知(即日解雇)】

コメント、ありがとうございます。
不定期日記になると思いますが、少しづつですが、記していこうと思います。

■平成22年3月某日
朝、いつもの通り出社したところ、
「ネコポンさん、ちょっといい?」
と、当時の所属部長に、何も言われないまま、会議室へ連れて行かれる。
会議室に入ると、そこには、すでに○○室長(特定を避けるため部署名を○○としてます。以下「室長」)と、副社長が、着席し、スタンバっていた。

室長   「あなたを解雇すると、いうことで、会社として決定しました。」
ネコポン 「…???」
(はっ?何、これ? 解雇?)
ネコポン 「それは、取締役会で(決定した)、ということですか?」
室長   「ま、会社ですね。まあ、取締役…、まあ、取締役にもちろん話ししてますよ。」
ネコポン 「では、取締役会議事録に、解雇の議事が残っているということですか?」
室長   「議事録には、ないですけどね。」


しばし、沈黙が流れる…

室長   「ま、ただね、あなたも、これからの人生まだまだあると思うんでね。 ま、会社としてもあなたが、ま、今この場で判断してくれるのであれば、自己都合ということも、考えましょうと、いうことですわ。」



このパターンか…
解雇をちらつかせて、自己都合退職へ追いやる、ってやつだ。
しかも、『この場で判断』と、十分な検討の余地を与えずに、判断を迫っていることから、これは、退職の強要に該当するかな。



ネコポン 「ちょっと、確認させていただきたいんですが、解雇というお話しなんですが、なぜ解雇なんですか?理由を教えてもらえますか?」
室長   「会社として、あなたの経歴・職歴を調査させていただきました。その結果、入社に際し、履歴を偽り、ま、虚偽の申告をしたと、いうことに該当されてですね。」

なになに?
ボクは、履歴書に嘘を書いていないし、虚偽の申告もしてないぞ!
そもそも、会社は、勝手にボクの過去を調査したって!?
個人情報の不正利用じゃないの?


ネコポン 「経歴を偽ったというお話しなんですが、どこの部分が事実と違うのか、具体的に教えていただけますか?」
室長   「ちょっと、これ以上、答えません。」
ネコポン 「いや。えっとー…、もちろん、私の方に、訊く権利があると思います。 というのは、なぜかというと、会社は「解雇」を言い渡すという、重要な処分を行おうとしているわけですから、当然ではないでしょうか?」
副社長  「われわれは、調査会社の結果に基づき、確信を得ておりますので。」

ネコポン 「具体的な解雇理由を説明しない、かつ、弁明の機会はない、と。ただ、会社としての結論として、解雇通知ですか。 残念ながら、申し訳ないですけれども、それは、受け入れることは、私としては当然のごとくできません。これは、はっきりと申し上げさせていただきます。(受け入れることできない)理由としては、納得できない、(解雇の具体的)理由がわからないからです。」



会社からの不意打ち即日不当解雇通知だったが、我ながら、はっきりと答えたかなと。



室長   「ま、通知っつうのはね、ま、一方的に、ま、そのー、ま、会社として、一方的に通知させていただいてますんで、受け入れるかどうかというのは、弁明なし。」
ネコポン 「これ、書面で、通知書ってのは出るんですか?」
副社長  「うん、それで、あのー、解雇としてのかたちになるよりは、その前に、自主的な判断でお辞めいただく、ということだとすればですね、それは、あー、そのご意思は尊重しようと。そのご判断をこの場で、ネコポンさんにご判断をいただこうと思っています。したがって、まあ我々からすると、ま、これ、どういう…、どちらにせよ、私どもからすると、最終的には、この場でその(自ら辞める)ご意思がなければ、あのー、解雇というご通知を差し上げるしかないので、あのー、そこの部分において、話し合いの余地というのは、えー、残念ながらないと思ってるわけですけど、その、もう1つ手前のところで、それであればということで、えー、えー、退職の道を選ばれるのであれば、その部分においてはあーお話ができると、そういうふうには…」


いやいやいや、さっきも、退職の意思もないし、そもそも、解雇云々言われるようなこともないって、明言したのに。それを、『この場で』自主退職しろって…。やり過ぎだろ?これ。退職の強要だよ。

室長   「(退職届を自主的に)出さないと、ま、解雇通知という一方的なね、変な話ですけども、させていただくしかないです。」
副社長  「この場で、お決めいただけるんであれば、という、この場であの、ご判断いただければと思いますけれども、ま、今冒頭申し上げたようなこと(解雇通知の交付)するしかないので、ちょっとこので考えていただいて、答えを出していただいてという。」



おいおい、また、『この場』で自主退職しろと、考える余地を与えず、退職の強要かよ…。


ネコポン 「繰り返しになるんですが…、解雇理由の経歴詐称に関しては…、思い当たる節はないですし、意図的に虚偽の申告、偽りをした覚えというのは、ないので、それを理由に退職という意思はありません。」
副社長  「退職というのは、理由いかんではないので、経歴詐称ではなくても、自主的にお辞めいただくことは…」
ネコポン 「(あまりの、しつこさと理不尽さに、ややキレ気味で)現時点で、理由を問わず自ら退職するという意思は、はっきり申し上げますと、ございません!」

室長   「じゃあ、その、解雇通知書、収めていただくということで?」
ネコポン 「そうですね、あの、通知書というより、「書面」としては、いただきます。ただし、解雇に関しては、この解雇通知書による解雇に関しては、受け入れられません。通知という一方的なものであるとしても、私の異議を留めさせていただくと、解雇に関しては受け入れられません。で、(解雇通知書に記載されている)退職手続きに関しても、そのようなことから、(退職)手続きに関しては、応じられないのかなと思います。それから、(解雇通知書に記載されている)解雇予告手当てに関しても、これは受け取ることは出来ませんので、振り込んでいただかなくて結構です。仮に振り込んでいただく場合は、お返しいたします。」

室長   「それと、当然ね、今、私らが通知した以上はですね、このままお帰りいただいてですね、ま、当然会社に来ることも不要なので、以後。」


不当な解雇通知をという書面をボクに渡したので、このまま、帰れ!明日以降、会社に来るな!って。


ネコポン 「解雇通知書を発布、会社として正式に出されるということで、法律上、通知から退職(日)までの間に、従業者としては『解雇理由証明書』を請求できることになっているんですが、具体的な(解雇)理由を記載したものなんですが、こちらの方いただきたいんですけれども。今日付で(退職)ってことになると、今日中に、発行してもらわないとならないかたちになるので。」

室長   「ちょっと私、ちょっとそういう法律的なことわかんないんで…。その、入社に際し履歴云々というんじゃ、だめなの?」



そういうことなんです。ボクは、「法律的なことわかんない」人たち=会社によって、不当解雇通知されてしまったのです。

翌日、会社宛に、解雇理由証明書の交付を求める内容証明郵便を送ったんだけど、会社側は、これを完全に無視!


ボクとしては、解雇は無効なので、未だに会社に籍があるという認識(主張)で、争っていく予定です。

会社とのやりとりに関しては、一部ICレコーダーで録音していたので、審判や訴訟で活用していきます。
上記やりとりも、ICレコーダーの録音を書き起こしたものを、利用しています。
次回は、解雇通知に至るまでの経緯について、書こうかな、と思ってます。