不当解雇 その6 【不当解雇への伏線】

6月3日の日記に、青字で<追記>をしておいた。一応。
それまでの経過や前提条件を書かずに、当日の電話やりとりの内容だけをいきなり書いてしまったので…。



ところで、フェルミ推定ってあるよね。
6月3日のコメントを読んでいて、フェルミ推定の問題を思いついたよ。
『ネコポンのある日の日記に、○○件のコメントが寄せられた。
 そのうち、ネコポンに肯定的なコメントは、○○件。
 ネコポンに肯定的あるいは否定的とも判断できないコメントは、○○件。
 そして、ネコポンに否定的なコメントは、○○件。
 以上を前提に、その日のネコポンの日記の閲覧者数を推定せよ。』


ボクが部下を採用するとしたら、こんなフェルミ推定問題で、その人の思考過程、推定力、想像力、分析力、論理力をみてみたいな。
Goldman Sachsとかは、新卒の採用でも、フェルミ推定を出したりしてるみたいだね。




■ 和解案に対する会社側の対応
さて、会社側は、裁判所から提示された和解案を受諾する方針のようだ。
まあ、答弁書を読む限り、裁判所は『本件解雇は無効』との心証を形成するだろうから、会社側としては、和解での解決を切望するだろうね。
ボクは、まだ、検討中。
概ね、結論は出ているけど、次回期日までに、まだ時間があるので、それまでに周囲の何らかの状況が変わった場合、現在考えている結論に影響を及ぼすこともある。

■ 平成21年11月頃(不当解雇への伏線)
今から少し遡ったある日のこと。
当時の所属部長と○○室長から、会議室へ呼ばれる。
所属部長 「ちょっと前なんだけど、会社にメールでの内部通報があった。」
ネコポン 「内部通報?」
所属部長 「まあ、内部通報を利用した、特定個人への誹謗中傷なんだけど。」
そのような切り出しがあった。
内部通報かあ…。
これは、通報内容について、慎重に事実関係の調査を行わなきゃいけないな。
と、思っていたところ…。


所属部長 「これって、君が送った可能性が高いんだよね。」
ネコポン 「はぁ? えっと…」
なんだか、状況が良くわからないが…、ボクが特定の個人を誹謗中傷するメールを送ったって!?
室長   「こちらとしても、関係者から事情を聴いてるんですよ。まあ、通報内容は、X子さんに関することなんだけどね。で、X子さんは、ネコポンが通報者だ、って言ってるんでね。これは、あなただと。」
ネコポン 「ちょっと待ってください。X子さんへの個人攻撃って、どのような内容なんですか?」
室長   「まあ、それは、言えませんけどね。」
所属部長 「こうなったら、君かX子さんのどちらかに、会社を辞めてもらうしかないな、と。」



当初は、会社側は何か誤解しているな。誤解を解いてもらわなきゃ。…程度の認識だったんだけど、実際は、退職強要のはじまりでもあり、不当解雇への伏線だったって、後になってからわかったよ。
誤解でもなんでもなくて、でっち上げ、仕組まれた罠だったってこと。
ところで、「X子」ってのが新しく登場してくるのだが、この人は、ボクが採用される少し前に、縁故採用された20代後半の女性。
ある人を間に入れて、その人が会社にX子を紹介。で、採用。なので、表面上は、X子を会社に紹介したのは、ある人物ではないんだけどね。X子は、ある人物と結構繋がっているみたい。


ネコポン 「辞めてもらうしかない、って…。」
室長   「ま、そういうことですわ。あと、内部通報の件は、誰にも口外しないように。知ってるのは、私らと、代表取締役だけですから。」


  つづく…


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