不当解雇 その2 【全従業員へのメール一斉送信】

前回、不当解雇 その1 【不当解雇通知(即日解雇)】で、3月某日、一方的に解雇通知書を渡され、直ちに会社から出て行け、と命令されたところ辺りまで書きました。
今回は、同日のその後の会社の行動について書きたいと思います。

■平成22年3月某日(つづき)
会議室を後にしたボクは、自分の机に戻って、歯ブラシとか常備薬などの私物を紙袋に放り込んで、オフィスを出ることとなりました(…というか、追い出されました)。
『即日解雇 & 直ちに出て行け』なので、会社の友人、知人、後輩などの仲間への挨拶も一切できないまま、午前10時前頃には、独り、紙袋を手に、外を歩いていたのです。
実は、その日、会社の友人と一緒にランチへ行く約束をしていたので、行けなくなってしまったと、断りの電話を入れなきゃと思いました。
…が、考えてみたら、昼休みまで近辺で時間をつぶせば良いだけで、ランチは一緒に行けるな、と気付きました。
やっぱり、冷静を装っているつもりでも、さすがにボクも気が動転していたようです^^;

そんな中…、会社は、ボクの知らないところで、更に信じられない行動をしていたのです。
ボクが荷物をまとめて出て行った直後に、全従業員(取締役ら役員を含む)に対して、
『ネコポン 経歴詐称により本日付で解雇』
との内容のメールを一斉送信していたのです。

会社側の意図としては、ネコポンから不当解雇の真相が広まるより前に、既成事実、すわなち、会社から先に「経歴詐称による解雇」を広く伝播・流布させて、会社側の解雇を正当化させようとしているのだろうけど…。

これには、「怒る」とか、「悲しむ」とか…、そういった言葉じゃ表現できない、こう『心臓がキュッっと痛むとともに、指先が震える』感じ?
う〜ん、やっぱり、うまく表現できない。
名誉とか人格とか人間性をすべて否定されていて、でも、会社を追い出されている以上、一切説明・訂正・弁明できない。そんな状況。
メールを受け取ったほとんど全員が、『あ、さっき、ネコポンが荷物まとめて出て行ったのって、経歴詐称で解雇されたからか』って、思うよ。間違いなく。



室長や副社長に対し、経歴詐称はしていないって言った直後に、そんなメール一斉送信するか?普通…
しかも、どこの部分が経歴詐称なのか、回答を拒否した会社が…。
これまで、退職者がいても、全従業員に対してメールの一斉送信はなかった会社がさ…


これって、経歴詐称などしていないボクの心情に癒える事の無いダメージを与えただけじゃなくて、(今後の)転職にも極めて大きく、かつ、回復できないダメージを与えられてるんだよなあ。



次回は、これまで受けた退職強要など、解雇通知に至るまでの経緯について、書いていこうかなと思います。
もしからしたら、他の内容に変更になるかもしれませんが。