Take a breakなう その2 【正義・法の本質…女神テミスの像】


さて、この画像。
知っている人は、知っているだろう。


ギリシャ神話に出てくる「法の女神テミス」の像だ。最高裁判所、大ホールにもある像だ。


いつだったか、映画『HERO』がTVで再放送されているのを観た。
(ボクは、キムタクのファンでもないし、映画『HERO』のファンでもないのだが…。)
この映画でも、正義と公正をつかさどる女神「テミスの像」は、何度も映し出されていた(厳密に言うと、映画で映し出されていたのは、この画像の像ではないが)。

テミスの像。
左手に持つ、天秤が目を引く。
彼女が手に持つ天秤は正邪を測る「正義」の象徴だ。


しかし…


しかしながら、正邪を測るのみでは、正義は実現できない。悲しいことではあるが…。
だからこそ、女神テミスは、もう片方の手に、『剣』を持っているのだ。
かかる『剣』は、力を象徴する。
「剣なき秤は無力、秤なき剣は暴力」に過ぎず、法はそれを執行する力と両輪の関係にあることを表している。


そのような意味を表象しているテミスの像。
ボクは、このテミスの像が、好きだ。


今回のボクに対する会社からの不当解雇(およびそれに付随するハラスメント等の不法行為)。
テミスの像の天秤にかけるまでもなく、会社側の行為が不法・不当であることは、明白だ。
ボクは、テミスの像の『剣』、すなわち「力」を行使すべく、今般、司法の作用である労働審判・訴訟を提起した次第だ。


裁判を受ける権利は、日本国憲法上、万人に保障されている。
これほど、心強い事は、無い。